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西沢森林軌道 京の沢支線 完結編(2)

訪問日 2013/11/03 同行者:モリリさん、ギルさん                      

京の沢支線は2本に分かれていた。元は1本だったのだろうが、いつか何らかの理由で敷きなおされた感じだった。
おそらくは最初は下の軌道が敷かれたのだと思う。それが堰堤によって分断されてしまい、それを避けるために上に新たに敷かれたのだろう。
1番目の堰堤は昭和43年に完成している。資料だと西沢森林軌道は昭和44年まで運行されていたらしい。堰堤完成後も運行していたのならば、そういう予想が成り立つ。
ただ、これはあくまで私の予想。実際に京の沢支線が堰堤完成後も運行していたのかは、確認できていない。


では、崖上の線が平地に降りてきてからを紹介していきたい。
西沢森林軌道 最深部地図



キャプションに「写真x」とあるものは、下記の地図で撮影場所がわかります。












橋の跡の先に、また堰堤がそびえている。
下から3番目の堰堤だ。









写真1
レールは3番目の堰堤で寸断されていた。
この辺りで下の線と上の線が合流していたようだ。









地面から突き出すレール。
堰堤工事で埋められたのだろう。















堰堤横のガレた斜面をよじ登る。









堰堤上は溜まりになっていた。
きっとレールも埋まっている。















先に進むと再びレールが顔を出す。










石垣の先には・・・









写真2
木橋が残っていた。
廃止後44年、よく残っていたものだ。


















木橋の先でレールは埋もれてしまっていた。









カクカクと折れ曲がったレール。
大岩が転がり荒れている。

























ん? こ、これは・・・








写真3
掘割だ!
















見事な掘割を抜ける。
















掘割を振返る。















抜けた先には・・・









ギュィーンと・・・










美しい、線形!!









写真4
ヘアピンカーブだ。










写真5
そして今度は左ヘアピンカーブ。











急激に回り込む。











苔むしたレール。















2つのヘアピンカーブの先は、再び埋もれていた。









このヘアピンカーブの先には堰堤がある。
念のため調査してみた。
ここにも地面から突き出したレールが見える。









昭和52年に完成したらしい。
軌道は使命を終えた後だ。
いよいよ調査は終盤に・・・。
この先には果たして何があるのだろうか。

 
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