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秩父鉱業専用線
(別名 東松山専用鉄道高本線、東武東上線高本貨物支線、日本セメント東松山専用鉄道)

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訪問日 2008/08/31 同行者:大師匠、ギルさん          カメラ:Nikon D70

秩父鉱業専用線は結構メジャーな廃線だ。呼び方は東松山専用鉄道高本線、東武東上線高本貨物支線、日本セメント東松山専用鉄道などいくつもあるようだ。
この専用線は東武東上線の高坂駅の西側から分岐して、終点の日本セメントまで行っていた貨物専用線である。 秩父鉱業と日本セメントの共用の線だったようで、途中の秩父鉱業敷地内の葛袋駅を経由して、終点の日本セメント高本駅までの5.5kmを走っていた。開業は1955(昭和30)年10月で、廃止は1984年7月31日。私が鉄道写真を撮っていた中学生の頃は現役の鉄道だったようだが、残念ながらこの線の写真は撮っていない。というか大手私鉄の貨物専用線には興味が無かったというのが正直な所だ。
実は廃止後にこの廃線跡に沿った道路をよく車で走っていた。そのときにいかにも廃線跡ですよという感じの土地が続いていたので、これは何だろうと長年疑問に思っていたのだ。やっと今回の調査で長年の疑問を解決することができた。

午前中に西武鉄道の安比奈線を辿った我々は、午後は時間があまったこともあって、この秩父鉱業専用線にやってきた。正直言って午前中の炎天下を歩いた後で、かなりバテバテということもあり、車でサクっと辿れる廃線跡ということで、ここを選んだのである。
安比奈線を辿った後に時間が余ったときのことを考えて、秩父鉱業専用線のこともざっと調べておいたのだが、もう少し詳しく下調べしておけば、彷徨うこともなかったのだが。
では、秩父鉱業専用線を辿ってみよう。

まずは下の地図。これは1987年発行の道路地図であるが、廃止後なのにまだ記載されていた。
高坂駅を出た後はだんだんと山の中へと入っていく。最初は道路が並行しているので辿りやすい。

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